昼間の礼装として結婚式でも人気の高いフロックコートは、元々は英国貴族の正装でした。ただ最近では乗馬用に簡略されたモーニングコートにその地位がとってかわられ、格式の高い結婚式での新郎のお召し物として使われるくらいになっています。コーディネートとして、フロックコート+ベスト+パンツは、いわゆる現代のビジネススーツの原点になったとも言われています。
特徴としては、ジャケット丈が長く、膝まであるのが一般的です。背中や両脇に切り込みが入っていないノーベントがフォーマルの場では相応しいものになります。礼装として着用する場合は、ウイングカラーシャツにアスコットタイを組み合わせましょう。パンツは黒とグレーの縞で、裾はシングルでモーニングカットが一般的です。靴は黒色で、ひも付きのストレートチップかプレーントゥを合わせるのが基本です。
フロックコートは昔の時代がかった衣装といえます。ただ結婚式では、新郎の衣装として人気が高いのも事実。丈が長く大きな身頃なので、大きな教会での挙式や、エレガントな雰囲気のあるロングトレーンのウエディングドレスと合わせるのがおすすめです。
ここで気をつけたいのがこのタイプの礼装を選ぶ場合、カジュアル過ぎないためにも、スーツでアスコットな楽礼服と同様に、必ず立衿のシャツとアスコットタイを組み合わせるのがポイント。この点だけを注意しておけば、世界中の人が認める昼間の礼服になります。